ドイツ旅行の人気観光スポット、ノイシュヴァンシュタイン城。
今回は、ノイシュヴァンシュタイン城の魅力やアクセスなどをご紹介。
ぜひ最後までご覧ください。
ノイシュヴァンシュタイン城の概要
入場料やアクセス
見学にあたっての注意点
ノイシュヴァンシュタイン城とは?
概要
バイエルン王ルートヴィヒ2世が隠れ家として建設した、ドイツ南部のバイエルン州に位置する白亜のお城。
眠れる森の美女の城やシンデレラ城の設計に影響を与えたとされています。
ルートヴィヒ2世は芸術とロマン主義に深く傾倒しており、ノイシュヴァンシュタイン城は、彼の理想や幻想の具現化された、現実とは思えないような美しさ。
建設は1869年に始まりましたが、ルートヴィヒ2世が亡くなった1886年には完成しておらず、彼は完成を見ることなくこの世を去りました。
特徴
眠れる森の美女の城やシンデレラ城のモデルになったロマン主義建築
華麗な装飾の「玉座の間」や「歌人の間」
アルプス山脈や湖に囲まれた美しい景観
中世の騎士の城を模したロマン主義建築で、ゴシック様式やロマネスク様式、ビザンティン様式など、さまざまな建築スタイルを融合しています。
また、ルートヴィヒ2世は、ドイツの作曲家、劇作家、指揮者のリヒャルト・ワーグナーに傾倒していました。
ワーグナーの作品をテーマにした部屋がいくつも存在しますが、「玉座の間」や「歌手の間」もその1つ。
シャンデリアや部屋の調度品など、まるでおとぎ話のような豪華な空間が広がっています。
アルプス山脈をバックにした、白い石造りの壁と塔が美しいです!
ワーグナーといえば、『ニーベルングの指環』、『トリスタンとイゾルデ』が有名ですね。
アクセス
ミュンヘンからフュッセン
ミュンヘン中央駅からは、乗り換えなしでフュッセン駅に行くことができます。
時間によっては、Buchloe駅を経由する場合もありますので、出発時刻に合わせてDB Navigatorアプリを使って時刻検索をしましょう。
いずれにしても、所要時間は約2時間です。
フュッセン駅からホーエンシュヴァンガウ
バスでノイシュヴァンシュタイン城の麓の街、ホーエンシュヴァンガウまで向かいます。
所要時間は約10〜15分。
バスの時刻検索はGoogle Mapsでできます。
ホーエンシュヴァンガウからノイシュヴァンシュタイン城
ホーエンシュヴァンガウからノイシュヴァンシュタイン城までは、以下の行き方があります。
①徒歩(約30〜40分)
②シャトルバス(約10〜15分)
③馬車(約10〜20分)
コンクリートで舗装された山道を30分くらい歩きます。
他にも人がいたのと、コンクリートの舗装があるので、迷うことはありません。
③の馬糞があるので、お気に入りの靴でいくのはおすすめしません笑
片道2.5€です。天候や路面凍結によって運休する場合があります。
上り6€、下り3.5€です。
私が行った時は、待ち時間は多少ありそうでした。
お城をバックに馬に乗るなんて、まるでお姫様・王子様。
遠いので、個人的には初めてのドイツ旅行ならツアー参加のほうがおすすめです。
入場料
ノイシュヴァンシュタイン城の内部は30分のガイドツアーでのみ見学が可能。
ノイシュヴァンシュタイン城入場料
大人料金:18€ (2025年1月1日から21€に値上げ)+予約手数料2.5€
子供料金:無料+予約手数料2.5€
他にも、ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城の入場券がセットになった券や、ノイシュヴァンシュタイン城とバイエルン王博物館の入場券がセットになった券もあります。
ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城 セット入場料(4€お得)
大人料金:34€ (2025年1月1日から37€に値上げ)+予約手数料5€
子供料金:11€+予約手数料5€
ノイシュヴァンシュタイン城とバイエルン王博物館 セット入場料(2€お得)
大人料金:28€ (2025年1月1日から31€に値上げ)+予約手数料5€
子供料金:無料+予約手数料5€
ツアーガイドはドイツ語と英語によるものですが、日本語の音声ガイドもあるので安心。
逆に、音声ガイドなしの入場券はありません。
見学の注意点
山間部なので気温が低い
私が行った4月末でも、ノイシュヴァンシュタイン城の周りには雪が残っていました。
ダウンジャケットやカイロの準備など、防寒対策はしっかりとしていくのがおすすめ。
持ち物についてはこちらの記事をぜひご覧ください。
営業時間とバスの運行時間に注意
夏季と冬季でノイシュヴァンシュタイン城の営業時間が異なっているので、注意が必要です。
夏季営業時間(3月23日〜10月15日)
毎日午前 9 時から午後 6 時まで
冬期営業時間(10月16日〜3月22日)
毎日午前10時から午後4時まで
12月24日、12月25日、12月31日、1月1日は休館。
また、ホーエンシュヴァンガウからフュッセン駅間のバスも、夜は運行していません。
私が調べた時間では19時台のバスが最終でした。
ノイシュヴァンシュタイン城からホーエンシュヴァンガウまでも、特に徒歩の場合時間がかかるので、余裕を持って見学を終わらせましょう。
フュッセン駅〜ミュンヘン中央駅までは22時の便まであるので、安心。
入場券はオンラインで事前購入するのがおすすめ
ホーエンシュヴァンガウのチケットセンターで、ノイシュヴァンシュタイン城の当日入場券を購入することもできますが、売り切れていると購入できません。
私がみたところ、直近1週間はすでに売り切れていたので、旅行が決まったら早めにこちらの公式サイトから事前にオンラインの入場券を購入するのがおすすめ。
ただし、事前に入場券を購入した場合、予約手数料が別途発生する点と、チケットの交換やキャンセルはできない点に注意してください。
夏季営業時間(3月23日〜10月15日)
月曜日から日曜日:午前8時から午後4時
冬季営業時間(10月16日〜3月22日)
月曜日から日曜日: 午前8時から午後3時30分
12月24日、12月25日、12月31日、1月1日は休館。
【住所】
Alpseestrasse 12
D-87645 Hohenschwangau
まとめ
内部の撮影は一切禁止なので、ぜひ一度ご自身の目で美しさに触れてみてください。
また、ノイシュヴァンシュタイン城に行ったら、近くのロマンチック街道もぜひ訪れてみたいところ。
中世の面影を残す町々が有名で、ドイツでも最も人気のある観光ルートのひとつです。