台湾最大の国際空港、台湾桃園国際空港。
台湾旅行で使う方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな台湾桃園国際空港から、台湾の首都台北市にある交通の中心地、台北駅までのアクセスについて現地の写真とともにご紹介。
【台北捷運】というアプリを使った、乗換検索方法も
ぜひ最後までご覧ください。
桃園国際空港とは?
台湾桃園国際空港は、台湾で最大の空港。
2つの主要ターミナル(第1ターミナルと第2ターミナル)があります。
年間旅客数は4,000万人を超えており、台湾の主要な玄関口として多くの国際線が運航されています。
両ターミナル間は無料のシャトルバスで移動が可能。
第3ターミナルも現在建設中で、今後さらに大きくなる予定なんです!
台北駅とは?
台北駅は、台湾の電車(MRTなど)、バスが通っており、どこに行くのにも便利な駅。
台北駅の建物は、地下4階、地上6階からなっており、かなり大きな建物です。
特に駅の地下街ではお買い物や食事を楽しむことも可能。
台北メトロ(MRT)
台北の西部(永寧)から東部(南港)を結ぶ板南線(ブルーライン)、
台北の北部(淡水)から南部(象山)を結ぶ淡水信義線(レッドライン)、
台北の北東部(松山)から南部(新店)を結ぶ松山新店線(グリーンライン)、
台北の西部(南勢角)から北東部(蘆洲、新荘)を結ぶ中和新蘆線(オレンジライン)、
台北駅から桃園国際空港を経由し、桃園の高鉄桃園駅までを結ぶ空港線(ピンクライン)に分かれています。
台湾鉄路管理局(TRA)
台北から台中、台南、高雄までを結んでいる縦貫線と、東部の宜蘭、花蓮、台東方面へ向かう宜蘭線に分かれています。
台湾高速鉄道(THSR)
台北から高雄までを結んでいます。
桃園国際空港から台北駅までの交通手段
交通手段は①MRT、②空港から出ているリムジンバス、③タクシーの3つが利用可能。
桃園国際空港の入国審査がおわるとすぐに案内図があるので、迷わず行くことができます。
それぞれ特徴を見ていきましょう。
空港に着くといたるところに案内板があるので、わかりやすいです。
①MRT
概要
台湾のMRTは台湾の都市部で運行している都市鉄道。
多くの観光スポットに行くことができる、主要な交通機関です。
台北市内を運行するのは、「台北MRT(台北捷運)」。
交通ICカード(悠遊卡、iPASSなど)や、駅構内にある自動券売機で購入した乗車券を使って乗ります。
券売機のタッチパネルは日本語表記もできるので安心!
メリット
最短35分で台北駅までいくことができる
遅延が少なく乗換なしでラクラク移動
乗換アプリ【乗換案内 台北】で時刻検索も簡単
【台北捷運】アプリで時刻検索
台湾桃園国際空港から台北駅(Taipei)までの時刻検索には、乗換アプリの「台北捷運」を使うと、簡単にできます。
まずは言語を日本語に設定します。
画面下にメニューがあり、一番右のアイコンをタップした後、上から2番目の項目を日本語に変更します。
出発駅は台湾桃園国際空港を、到着駅は台北駅を選択。
「空港」と入力すると出てきます。
出発日時を入力し、「経路検索」を押下。
ルートをタップすると、経路の詳細画面が表示され、経由駅や電車の行き先を見ることができます。
出発時刻や乗換回数を比較しましょう。
桃園国際空港から台北駅へは、乗換なしで行くことができます。
急行で行くと3駅で着き早いので、待ってでも急行電車を待った方がおすすめです。
日本語にも対応できるので使いやすいのが特徴の便利アプリ。
到着ターミナルが複数あるので、間違えないように注意しましょう!
桃園機場線の台北駅(Taipei Main Station A)から台北駅(Tipei Main Station)までは徒歩(約15分)かタクシー移動が可能です。
経路の詳細画面にある駅名を押下すると、その駅から出ている路線が表示されます。
例えば、桃園国際空港の第一ターミナル駅(空港第一航廈)を押下すると、紫色の桃園国際空港捷運(MRT桃園機場線)が出てきました。
時間のところ(上の画像の「5:57〜00:26」などと書いてある箇所)を押下すると、時刻表を表示できます。
所要時間・運賃
乗換なしの行き方の場合、急行だと約35分、各停だと約50分かかります。
運賃は160元。
急行は15分に1回出ているので、待った方が楽でおすすめ!
充電もできます。
乗車券の購入は不要
自動券売機や交通ICカードである悠遊カード(Easy Card)でも行くことができますが、おすすめはタッチ式のクレジットカード。
VISA、MasterCard、JCB、UnionPayがあれば、わざわざ切符や交通ICカードを購入する必要はありません。
下図のようなタッチする画面にカードをかざすだけで改札を通れるので、簡単に台北駅まで行くことができますよ。
台北駅についてからは、乗車券の購入が必要になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
②空港リムジンバス
概要
空港のリムジンバス乗り場にある、チケットカウンターでバスの乗車券の購入が可能。
主な便は2つあり、それぞれ運行の間隔や所要時間、料金が異なります。
バスの乗り方についてはこちらの記事をご覧ください。
メリット
50〜60分駅で台北駅まで移動できる
乗換なしでラクラク移動
MRTやタクシーより安い
1819(1819A)便
10~20分に1本(深夜は1時間に2本程度)
24時間運行で夜間到着でも安心
運賃は現金払いなら130〜135元
台湾全土をカバーする主要な長距離バス会社の、「國光客運」が運行するバス。
約50〜60分で台北駅まで行くことができます。
さらに、悠遊卡(Easy Card)などのICカードを使えば割引金額で乗車可能。
時刻表はこちらをチェック。
・1819、1819A 桃園空港⇔台北駅
・1840、1841、1841A、1842 桃園空港⇔台北松山空港
・1843 桃園空港⇔南港バスターミナル
台北駅に着くわけではなく、台北駅から歩いて5分の「國光客運台北車站バスターミナル」で乗り降りします。
台北駅のすぐ隣にあるので、分かりやすい!
1861便
約90〜120分に1本
早朝朝6時頃から夜11時まで運行
運賃は105〜110元
主に台北市とその周辺エリアで運行しているバス会社、大有巴士が運行しています。
所要時間は90〜120分。直行便と通勤便があり、直行便のほうが停車駅が少なく、所要時間が短いです。
停車駅一覧
- 和平院区
- 西門町
- 台北駅
- 桃園空港
停車駅一覧
- 和平院区
- 西門町
- 台北駅
- 南崁経由
- 桃園空港
時刻表はこちらをチェック。
・1961 桃園空港⇔聯合医院和平院區
・1960 桃園空港⇔市政府轉運站
・1843 桃園空港⇔南港バスターミナル
他にも、長榮國際儲運が運行する5203便でも台北市内に行くことができます。
1日1便のレア便なので、会えたらラッキー。
しかし、台北駅に行くわけではなく、もっとも台北駅に近い忠孝東路でも台北駅からバスで15分ほど離れているので、無難に他の便を使うのがおすすめ。
③タクシー
概要
「空車」というサインが点灯されているタクシーに乗ることができます。
空港にエアポートタクシーがあり、市内までは1200〜1900元くらい。
所要時間は約50〜60分で、バスと大きな違いはありませんが、料金が10倍ほど高いです。
メリット
乗換なしで目的地まで乗るだけ
荷物を運ぶ必要なし
移動したいときにいつでも移動できる
チップは不要。夜11時から翌朝6時までは深夜料金で20元加算です。
また、客引きしているタクシーや、車体がきずだらけのタクシーはぼったくりの可能性があります。
やめておいたほうが無難だよ。
ぼったくりは怖いなぁ。
他にも気をつけることはあるのかな?
では、他にも台湾でタクシーに乗る時の注意点を見てみましょう。
タクシーの注意点5つ
タクシーによっては現金払いのみ
事前にタクシー内にある営業許可証の名前と電話番号を控えておく
初乗り料金(85元)が違う、メータを表示していないなどの場合はすぐ降りる
乗るときと降りるときは自分で座席のドアを開ける
シートベルトしないと罰金対象
クレジットカードや電子マネーの利用が可能な場合もあれば、現金のみ支払い可能な場合があります。
また、現金の場合、1,000台湾元だとお釣りがないなんてことも。
あらかじめ細かい100元などにくずしておくのがおすすめ。
ぼったくりの他にも、知り合いのお店に勝手に連れて行くなど、びっくりするようなトラブルが起きた例もあります。
トラブルが起きたときに電話できるよう、控えておきましょう。
ぼったくりの可能性があります。トラブルになる前にすぐに降りましょう。
日本と違うポイントなので要注意。
台湾のタクシーは、シートベルト着用が義務付けられています。
警察に見つかると乗客も罰金対象なので、シートベルトを締めましょう。
他にも英語や日本語が全然通じないという注意点もあります。
そんな時は、行き先をスマホで行き先を見せれば大丈夫です。
まとめ
桃園国際空港から成田空港までの交通手段をご紹介しました。
どの交通手段も夜遅くまで運行しているので、非常にアクセスが良いことがわかります。
台北駅まで行ければ、台北駅から他の交通手段を使ってホテルや観光地に行きやすいので、ぜひ参考にしてみてください。