ドイツに旅行する際、いつくかの観光スポットを回ることがほとんどではないでしょうか。
今回はそんな時のドイツ国内の移動手段と、その乗り方についてご紹介します。
個人旅行でどのようにドイツ国内を移動するのか
観光バスの発着駅・予約方法
タクシーの乗り方
ドイツ国内の移動手段
ドイツ国内の移動手段は大きく分けてこの4つ。
・ドイツ鉄道
・バス
・飛行機
・タクシー
それぞれの特徴を見ていきましょう!
ドイツ鉄道
ドイツ鉄道のメリット
ほぼ全ての都市間を移動できる
予約不要
多くの日時で運行している
ミュンヘン、フランクフルトなどの都市・空港から、ローテンブルク、ケルンなどの観光地など、旅行で行く場所にはほぼ必ず列車が通っています。
バスや飛行機だと行くことができる場所が限られるので、ドイツ鉄道ならではの魅力です。
もちろん事前に乗車券を購入することもできますし、乗りたい時にその場で購入することもできます。
また、乗車券の種類によっては、キャンセル・払い戻しできるものもあります。旅程を組みやすいので、個人旅行にはぴったりですね!
乗車券の種類や購入方法はこちら
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観光バスとは違い、いつでも発着できるのが魅力。
行きたい時間に合わせてドイツ鉄道を使い、旅程に合わせて移動できます。
他にも中学英語くらいできれば、DBアプリで購入・乗車できるので、手軽なのも嬉しいポイントです。
ドイツ鉄道のデメリット
乗り方にコツがいる
遅延する場合がある
長距離移動の場合時間がかかる
日本のように自由席・指定席といった概念はなく、基本的には自由席で予約が入ったら指定席になるというシステム。
予約が入っているかどうか、初めてドイツ鉄道に乗る人だと見分けがつかないと思います。
ドイツ鉄道の「乗り方」はこちら
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よく遅延することで有名なドイツ鉄道。
アナウンスもドイツ語や英語なので、気づいたら大遅延していることや、列車が目的地に向かわなくなったなんてことも。
そのため、DBアプリを使って、こまめに現在の運行状況を確認するのがおすすめ。
DBアプリの使い方や、遅延した時の対処法はこちらからチェックしてみてください。
また、分刻みのスケジュールを組む時にはドイツ鉄道を利用するのはおすすめしません。
ミュンヘン〜ケルン、ドイツから隣国オランダやベルギーに行く場合など、長距離移動する場合には数時間かかります。
もし大都市間の移動で空港がある場合には、飛行機で移動するのも視野に入れてみてください。
飛行機についてはこちらからチェック。
バス(観光バス、路線バス、長距離バス)
バスのメリット
安く移動できる
移動しながら観光できる観光バスがある
乗り換えなしで手軽
バスを使うことで、ドイツ鉄道やタクシーよりも時間はかかるものの、安く移動することが可能。
例えば、ミュンヘン中央駅からフランクフルト中央駅までの料金比較をしてみました。
区間によって異なりますが、ミュンヘン中央駅〜フランクフルト中央駅の場合、バスならドイツ鉄道の半額の金額で移動することが可能です。
ドイツ鉄道:47.99〜71.99€(ICE利用、約3時間20分)
バス :24,48 〜34,47 €(5時間45分〜7時間45分)
バスはこちらのバス比較サイトから検索・予約までできます。
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ドイツ語のみですが、ブラウザの翻訳機能を使えばなんとか調べられました。
とっても便利なので是非使ってみてほしいサイト。
時間帯によって料金が異なるのは、バスもドイツ鉄道も同じです。
ツアーバスだと、出発した場所に戻ってくるイメージがありますよね。
観光バスなら、観光地を訪れたまま、その場所で降ろしてくれるので、効率的に観光ができます。
特にロマンティック街道バスは、ドイツの観光名所ローテンブルクやヴィース教会などのアクセスが悪い場所に一本で行くことができるので、おすすめです。
ドイツ鉄道だとどうしても必要な乗換。
鉄道が遅延してうまく乗換ができず、次の電車が来るまで1時間・・・ということもあります。
バスなら目的地まで乗換なしなので、遅延していても確実に目的地に到着できます。
バスのデメリット
混雑状況によっては遅延する
長距離移動の場合時間がかかる
バスツアー・観光バスは発着駅が少ない
通勤や通学の時間帯、観光シーズンなど、道路の混雑状況によってはバスが遅延することがあります。
分刻みのスケジュールには向かない交通手段です。
例えばミュンヘン中央駅〜フランクフルト中央駅の場合、時間帯によって異なりますが、ドイツ鉄道による移動時間のおよそ2倍の時間がバス移動の場合かかります。
そのため、1日のほとんどが移動になります。
夜間にバスで移動できる場合や、比較的短距離の移動の場合にバスを使うのがおすすめ。
ドイツ鉄道:47.99〜71.99€(ICE利用、約3時間20分)
バス :24,48 〜34,47 €(5時間45分〜7時間45分)
バスツアーはフランクフルトやミュンヘン中央駅、ベルリン中央駅発着がメイン。
それ以外の場所に宿泊している場合には、自分で発着地まで移動する必要があります。
タクシー
タクシーのメリット
行きたい場所から乗ることができる
予約不要
アクセスが悪くても移動できる
日本でも有名なUberを使えば、ドイツでも来てほしい場所までタクシーを呼ぶことが可能。
乗車前に乗車金額が決まっていてぼったくられる心配もないので、おすすめです。
もちろん、ホテルのフロントに言えばタクシーを呼び出してくれたり、駅前のタクシー乗り場から乗ることも可能です。
駅前で拾う場合にはタクシーに乗れない場合もありますが、Uberやホテル呼ぶ場合であれば予約不要です。
鉄道が通っていない街や、本数が少ない街まで移動する時でも、Uberがあればタクシーを呼び出すことができます。
バスを待つより早く移動できるので、効率的に観光したい方におすすめ。
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特に、アクセスの悪いロマンティク街道や古城観光を移動するときに便利!
乗車料金に10%程度のチップを上乗せして支払いましょう。
タクシーのデメリット
運転手とコミュニケーションを取る必要がある
長距離移動の場合運賃が高い
必ず乗れるとは限らない
行き先を伝える時、道を指定したい時、運転手とコミュニケーションを取る必要があります。
しかも、ドイツ人でも英語ができない人はたくさんいます。
英語が通じるとは限りません。
そのため、必要に応じてGoogleなどの翻訳アプリを使ってコミュニケーションツールを持っていくのが良いでしょう。
ドイツ鉄道やバスと比較すると、運賃が高くなります。
アクセスの悪い場所では、周りに配車できるタクシーがいない場合があります。
観光地であれば基本的に問題ありませんが、配車まで時間がかかるケースも想定して旅程を組みましょう。
飛行機
飛行機のメリット
早く移動できる(ケルン〜ミュンヘン)
ドイツ国内の場合、ケルン〜ミュンヘンの場合、飛行機を使う方が時間がかかりません。
ドイツ鉄道の場合には約4時間30分かかりますが、飛行機なら約1時間15なので、搭乗時間を考慮しても飛行機のほうがおすすめです。
ケルンについて知りたい方はこちらをチェック。
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フランクフルト〜ミュンヘンは、ドイツ鉄道の場合約3時間15分、飛行機の場合約1時間15分。
あまり時間短縮になりません。
ドイツ国内で飛行機を使うなら、ケルン〜ミュンヘン間の移動のときに使いましょう。
飛行機のデメリット
金額が高い
バスや鉄道と比較すると金額が高いことが多いです。
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LCCのユーロウィングスを使えば、多少お手頃な金額で移動できます。
ユーロウィングス以外には、ルフトハンザ航空も利用できます。
まとめ
ドイツ国内を移動する手段として、ドイツ鉄道・バス・タクシー・飛行機についてご紹介しました。
それぞれメリット・デメリットがあるので、どこまで移動するのかや予算、所要時間によって検討してみてください。
自分の足で移動することによって、思いがけない景色に出会えたり、街の人とコミュニケーションがとれたり・・・
きっと素敵な旅の思い出になると思います。是非楽しんでください。